私たちは日頃他人の話や文章をそれほど注意して聞いたり読んだりしているわけではありません。短い言葉ならともかく、少し長くなると今聞いたり読んだりした話や文章の内容すらわかっていないことが頻繁にあります。そこで私たちは、「今更習わなくても日本語はわかる」などと言わないで、人の話や書かれた文章を注意して聞いたり読んだりする練習をしなければなりません。教科書や問題集の文章を読むときに、段落毎にちょっと足を止めて「ここで著者は何を言おうとしているのか」と考えてみて下さい。何かについて説明しているのか、意見を述べているのか、また、その意見は賛成なのか反対なのか。できれば2、3行の文にまとめてみると効果的です。せめて教科書についてだけでもこれが実行できれば、半年後には国語は得意教科になっているはずです。段落どうしの関係に注意する、そして、段落のまとめができたら、それが前の段落や次の段落、更には文章全体の中で、どのような関係にあるのかに注意します。たとえば、前の段落をより詳しく説明しているとか、今まで書いてきたことをもう一度整理するためのまとめの段落といったことです。いくつかの段落がまとまって一つの文章になるわけですから、意見の中心となるような段落を見つけ出すことも大切です。