極楽ぶろぐ

隠れた瑕疵だらけの建て売り住宅

2012.01.23

Gさんは郊外に建つ建売り住宅を広告で知り、一度だけ現地を見て、価格が手頃だったのでその場でとり決めて、完成を待って越しました。ところが、入居して半年の間に、いたるところに欠陥が出て、それが一五項目にもおよんだのです。そのため、Gさんは図面や資料などをもって相談にこられました。そこで、現地調査を行ない、目視調査の結果、「床の傾斜」「敷居の下がり」「建具の不具合」などいろいろ問題がありそうなので、担当の工事会社に文書で立ち会いを申し入れました。

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そして再度、現地調査にいき、床、天井をはがしてみました。二階の問題個所のフローリングを切って内部を見ると、大梁が反って二階の床をもち上げて一階の天井を引き上げているのです。床を開けてみると、敷居の下がりも含めて、隠れた瑕疵があることがわかりました。そのうえ、梁と梁を連結する補強金物(羽子板ボルト)や火打梁を固定する金物のボルトが使用されていないこともわかりました。また、二階の天井の中(小屋裏)でも梁や束(短い縦材)の接合部を緊結する金物が不足し、束をつなぐ支持材もありません。さらに、一階の床組や基礎回りでは、「基礎七ヒ台の緊結ボルトのとりつけ方や位世(本数)」「束石や束同士の支持材」「束と大引との緊結金物など構造的に不具合な個所」(台風や地震に弱い)が見つかりました。工事会社もそれらの指摘事項を納得、四〜五日かけて補修をしました。