極楽ぶろぐ

大日本印刷は、1999年に子会社のトランス

2011.04.11

アートが「HONKOオンデマンド」の運営を始め、2001年にはオンデマンド出版と電子書籍を組み合わせた「ウェブの書斎」がスタート。凸版印刷では、ウェブサイトでの販売に特化したオンデマンド出版サービス「ONDEMAND万能書店」を展開。トーハンと共同出資したデジタルパブリッシングサービスが運営し、品ぞろえは3000タイトルを超える。また、凸版印刷のサイトには、電子配信(ウェブマガジンとダウンロード販売)専門の「Bitwaybooks」がある。ほかにも、出版社数社と取次の日本出版販売が出資・運営している「ブッキング」などがある。オンデマンド出版には、在庫や返品のリスクの軽減などのメリットがある。とはいえ、コンテンツの確保とデジタル化、印税の支払方法の明確化など、解決すべき問題が多いのも事実である。「オンデマンド出版は、出版不況の救世主になるのでは」と期待する向きもあるが、どの程度、一般化するかは未知数である。ビルの壁面で見かけるポスターなど、大判の印刷物が簡単にできるようになったのは、「NECO印刷」という手法による。従来、こうしたポスターや看板などは、シルクスクリーンという方法で印刷されるのがほとんどであり、映画の看板などのように、一部では手描きされるものもあった。現在、これらは、ほぼNECO印刷に取って代わられている。NECOとは、NewEnlargingColor〇perati目の頭文字で、コンピュータを使ったインクジェット方式の大サイズ向きの印刷方法をいう。簡単にいえば、パソコン用のインクジェットプリンタが大きくなったもので、インクジェットヘッドにあたる部分が大きなスプレーになっている。NECO印刷は、主に屋外の大型垂れ幕や室内装飾パネルなど、大型カラー印刷に用いられる。ドーム球場の外野にかかっている大きなポスターも、NECO印刷によるものである。使用材料、対光性、展示方法などについては、事前の詳しい打ち合わせが必要で、仕上がりサイズを決めてから、拡大方法を決定し、その後に制作用原稿が作られる。コンピュータの進歩でさらに大きな印刷も可能にNECO印刷の基本サイズは、素材の巻きつけドラムの関係から3×4mとなっている。しかし、継ぎ合わせることで、どのような大きさに拡大することも可能になる。したがって、ビルの屋上から垂れ幕のように掲げることや、ビル全体を大型のポスターで覆ってしまうこともできるのである。さらに、コンピュータの技術は年々進化していることから、より大きなものも可能になるとともに、製作のスピードアップを図ることもできるようになると考えられる。その一方、NECO印刷を脅かす存在も登場している。フラットパネルディスプレイ(液晶・プラズマなど)である。大型化が進んだことで、看板やポスターのような利用方法が、徐々にではあるが、街角にお目見えしつつある。現段階では、フラットパネルディスプレイが高価であることもあり、それほど急速に普及する状況にはないものの、今後、有機ELなどの技術の進歩や低価格化などが進めば、NECO印刷に取って代わる可能性は高いといえるであろう。

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