おむつをはずすのも、トイレトレーニングもそう。「一生おむつのままじゃないのだから」と考えて、ゆっくりのんびり。だから子育ても自然体。「ねばならない」で育ててはこなかったように思います。子どもがつらいときは、しっかりと抱いて頭を撫で、勇気づけたものでした。しつけも基本は会話です。何でもオープンに包み隠さず話してきたし、今振り返っても子どもとはよく話しかほうだと思います。娘たちがときに真実を突く鋭い言葉で励ましてくれたのは、隠し事なく、会話をたくさん交わしてきたからかもしれません。山で育った原体験があるからか、緑は私の生活の中になくてはならないもの。いつも植物が周りにありました。海で育った人は海が心の拠りどころになるのでしょうし、山で育った私は土や緑が身近にないと窒息してしまいます。今のマンション生活にも緑がたくさんあります。現在の場所を選んだのも、バルコニーを庭園にできそうだったから。都心のマンションですが、部屋からバルコニーに出ると緑がいっぱいのちょっとした空中庭園のようになっています。植木の世話も少しも苦になりません。朝起きると、どんなに寒い日でもまず部屋の空気をすべて入れ替えます。そのときに植木を見ると、「お水ちょうだい」「具合悪いの」と何かしら訴えている。性格もいろいろとあって、同じように世話をしているのに元気だったり、具合が悪そうだったり、水をほしかっていたり。「今あげるからね」「あら、具合悪いの?」「夏を過ごしたときも、冬を過ごしたときも、よく耐えたね」などと話しかけながら水をあげています。